27Apr
” キトラ古墳壁画 ”
東京国立博物館で開催の
「キトラ古墳壁画」に行ってきました!
ブームになりつつある古墳だけに、
やっぱりこの「キトラ古墳壁画」は混んでいました。
入る前から行列で 約1時間待ち。
館内が混まない様に、
入場制限をしているのもあると思いますが…
この壁画展のメインは
”四神の壁画と天文図”です。
前々から楽しみにしていただけに
ワクワクしながら入っていくと…
入ってまず最初は、
キトラ古墳の概要や模型が見れたのです。
そして複製の壁画が展示されるという流れでした。
実は最初私は、
複製を本物だと思ってしまったのです!
それだけ複製のクオリティが高いって事なんだろうけど…
完全にしてやられた感じです。
この時点で、
もう興奮気味でした。
そういえば、
今展では”天文図”も見所になっています。
一番の見所の四神は
東西南北の壁に描かれているのですが、
その天上部分には天文図が書かれているのです。
実はこの天文図は中国から伝えられたものらしく、
陰陽五行説にも結び付くものらしいのです。
などなど説明が書かれていましたが、
これは実物を見ないとピンとこないですよね! ・・・
そんなわけで、
今展の一番の見所!
本物の”四神の壁画”が見えてきました!
まずは…
キトラ古墳壁画 ~ 朱雀 ~
これは五行説いうと”南”に位置する神獣です。
色は”赤”で表されます。
壁画の大きさは約30~40cmほどです。
思ったよりも意外に小さいのです。
それにしても不思議に思うのが…
これが作られたのが
日本の基礎を作った時代のモノなのです。
それが今もこうやって
残っている事自体がすごく”神秘的”ですね!
ところで一つ疑問は、
この朱色はどんな成分なのか?
気になる所ですね。
そして…
キトラ古墳壁画 ~ 白虎 ~
これは五行説では”西”を守護する神獣。
名前の通り”白”で表現されている四神です。
この白虎を見て思うのは…
なんだか青龍にも似ているのです。
そしてよ~く見ると
前足、爪の方は線に沿って彫られている!?様にも見えるのです。
ただ描いただけでなく、
実際に掘って爪の鋭さや立体感を表現したのかもしれませんね~。
そんな事まで想像しながら見ていました。
※こういう点は写真では分からない部分です。
やっぱり本物を見ないと分からないですね。
それから…
キトラ古墳壁画 ~ 玄武 ~
これは”北”を守護する神獣で、
色は”黒”で表わされています。
高松塚古墳の玄武は半分以上が見れない状態です。
キトラ古墳の様に
ここまではっきりと残っているのも珍しいそうです。
ここまで全体像が現存しているので、
亀と巻き付いている蛇が睨み合っている?
(見つめ合っている?)様にも見えるのです。
※今回本物の青龍の展示はありませんでした。
複製画の青龍は展示していたのですが、
泥なのか?汚れで見れない部分が結構あったのです。
前足や顔の一部分はなんとか見れる感じでした。
ちなみに青龍は東を守護する神獣です。
そして最後には
高松塚古墳の壁画も 参考(複製)として展示されていました。
ところで知っている人も多いと思いますが、
このキトラ古墳は高松塚古墳の近くにあるのです。
高松塚古墳の壁画にも、
同じ様な四神が描かれています。
今展の様にキトラと高松塚の壁画を見比べる…
… 2つの古墳の壁画が実に似ているのです。
だからキトラ古墳と高松塚古墳が
兄弟古墳とも言われているのです。
出来れば高松塚古墳の壁画も本物を見たかったですね~。
という風に
あっという間の「キトラ古墳壁画」でした。
※これは売店で購入した今回のパンフレットです。
改めて思うのが、
この壁画は1,000年以上の前に作られたもの。
おそらく日本人?が作った壁画なんだろうけど、
こうやってその頃の古墳が見れるのは本当に興奮ものです!
今に至るまで争いなど色々な出来事があったのに、
こうやってこうやってはっきりとした状態で現存している。
そう思うと、
”神秘的”な感じがしてなりません。
それでは最後に参考として、
古墳にコーフン協会理事長
”まりこふん”さんによる映像をご紹介します!
(まりこふんさんの報道内覧会に潜入の様子)
この映像をみているだけで
コーフン(興奮)しますね~
(だから、古墳にコーフン協会なんですね!?)
歴史的な作品を間近で見れるチャンスはそうはないと思います。
もし機会があればぜひ行ってみては?
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