9Mar
個人的に面白いニュースを見ました!
毎日新聞からの記事です。
日本の企業ユニ・チャームが
乳幼児用紙おむつ「マミーポコパンツ・スタンダー」を
インドネシアで販売しているのですが、
なんとシェアが約66%(2014年末)。
圧倒的な支持を集めているのです!
でもインドネシアは
日本よりも物価も経済力も低い国。
一般庶民の平均月収が1万円程度らしいのです。
というか私も
以前インドネシアのバリに行った事があるのですが、
確かに物価も安いのです。
しかもSPA(スパ)も比較的安いので、
毎日マッサージやらアロマエステやらした記憶があります~(笑)
そういう国で、
日本の商品は高いんじゃないの?
って思ってしまいます。
でも、
実はここにポイントが!
これまでインドネシアでは
30枚入りで12万ルピア(約1,200円)で販売していたそうです。
(1枚当たり、約40円)
これじゃあ高すぎますね。
実際に30枚パックは
富裕層をターゲットにしていたそうです。
でもインドネシアの人口は、
約2億4,700万人(2012年時点)
日本の約倍です。
この人口は、
世界でも4番目に多い国です。
それに
インドネシアの合計特殊出生率は2.37
(1人の女性が一生に産むとされる子供の数)
日本の場合は1.41(2012年度)
最近のデータだと1.43(2013年)
日本の倍以上の人口で子供も多いとなれば、
市場として見ると魅力的です!
そして、
ユニ・チャームの考えた戦略は…
…
広告も材料も、
極限までコスト削減して、
1枚当たりの値段を半分(約20円)に抑えたのです。
そして30枚のパック売りではなく、
1枚売りにして販売したのです!
実は日本のマンダムも
以前男性用の整髪料ワックスを
1回使用の小分け売りをして大ヒットした事実があります。
日本の製品は高品質だと評判は良いのですが、
いかんせん高い。
それをちょっと工夫するだけで、
他の発展途上国でも販売できる。
最初この記事を見て、
何とも嬉しくなったのです。
”その国や土地の経済状況、
ニーズに合わせた商品を発売する。”
このユニ・チャームは、
そのいい例だと思いますね!
※ここで取り上げている画像はイメージで、実際とは異なります。
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