1Dec
![「ムンク展」を見に東京都美術館に!](https://i2.wp.com/boom-boomer.net/wp-content/uploads/2018/11/munch2018ten.jpg?fit=630%2C375)
「ムンク展」に行って感じた事!!
2019年のヒット商品ランキング予測で
6位にランクしていた「ムンク展」
元々絵画が好きな私としては、
ヒットが予測される以前に
すでに「ムンク展」に行って堪能していたのでした。
今回はその時の話をどうぞ!
・・・
![東京都美術館](https://i0.wp.com/boom-boomer.net/wp-content/uploads/2018/11/tmam201811.jpg?resize=520%2C300)
上野にある東京都美術館で開催した「ムンク展」
僕が行った日は、運が良かったためか、
ちょうどそれほど混んでなかったのです。
比較的スムーズに入場できたのですが、
それでも注目の作品周辺は多くの人だかりで…。
・・・
前回ちょっと話したことですが、
実はこれまでムンクはそこまで好きでもなかったのです。
というのも
ムンクの描いた作品の多くは
比較的下を向いた絵が多いのが印象だから。
(比較的暗いというか…)
やっぱり
ムンクは若くして家族の人間の死と直面したりと、
画家人生を大きく左右するような、
暗い出来事を多く経験しているからだと思うのです。
そんな事もあって、
”苦しみ”や”死”のテーマの絵が多いのかな?と思っています。
でも…
そんな先入観が
いい意味で変わったのがこの「ムンク展」だったのです。
・・・
ムンクって人生を通して、
様々な不幸やら苦悩を味わってきているためか、
それがいい意味で糧になっているんだと思います。
人間の生き方には不安や苦悩は付きもので、
それが作品を通して込められている様に見えるんですね!
・・・
![「叫び」1910年、エドヴァルド・ムンク作](https://i2.wp.com/boom-boomer.net/wp-content/uploads/2018/11/scream.munch02.jpg?resize=366%2C467)
「叫び」1910年、エドヴァルド・ムンク作
この「ムンクの叫び」もそうで、
全体的に暗い雰囲気でちょっと不気味さも感じられる作品。
でもこの絵には不思議な一体感があると思いませんか??
人間と自然との一体感があるような…。
そんな深いメッセージ性が込められているようで、
これがムンクの良さなのかな~と思っています。
そういったムンクの作品にあって、
”!!”と驚かされた力強い作品もあったりします。
・・・
![「太陽」1910-13年、エドヴァルド・ムンク作](https://i2.wp.com/boom-boomer.net/wp-content/uploads/2018/11/thesun.munch01.jpg?resize=465%2C271)
「太陽」1910-13年、エドヴァルド・ムンク作
この力強さは見ていてパワーが湧いてきませんか??
この「太陽」という作品には、
生成的な力と生命の爆発の象徴として描いているそうです。
ムンクによる力強い筆遣いが
爆発的なパワーを表現しているのでしょうか…。
とにかく今回の「ムンク展」で、
特に生命力がある力のこもった作品でした。
これは何度見てもイイですね!!
・・・
それでも晩年は
こういった自画像を描いています。
![「自画像、時計とベッドの間」1940-43年、エドヴァルド・ムンク作](https://i1.wp.com/boom-boomer.net/wp-content/uploads/2018/11/selvportrett.munch01.jpg?resize=338%2C424)
「自画像、時計とベッドの間」1940-43年、エドヴァルド・ムンク作
この絵には”死”を感じ取ったムンク自身が描かれているそうです。
ムンクの右側に描かれたベッドと、
針のない時計は”死の象徴”と言われています。
この絵を描いている時には
すでに死が近いのを感じ取っているというのです。
ムンクは自分の姿を描いた作品
(自画像など)が多いのですが、
思うに作品を通して
自分の生きざまを伝えたかったのかな?とも思います。
本当に深い絵だな~と思います。
~こんな感じで
意外な発見があったりと、
ムンクの魅力に惹かれた「ムンク展」だったのでした。
さて、
ヒットがほぼ確実視されている「ムンク展」
ぜひ行ってみてはどうでしょう!?
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