7Jun
テレビを見ていたら
こんな興味深い”ネタ”を聞いてしまったのです。
…”蚊は攻撃してきた人を避ける習性がある…。”
かなり気になったネタだったので、
個人的にも調べてみたのです。
・・・
蚊には学習能力がある…
蚊に刺されそうな時に叩くと、
蚊は攻撃された体験とその人の匂いを覚え、
その人を避けるようになる。この様に人を避ける様になる事は
”古典的条件付け”による学習手法と呼ばれています。※”古典的条件付け”とは
特定の刺激と無関係の別の刺激を関連づける事で、
無関係の別の刺激だけでも
特定の刺激と同じ反応をするようになる学習手法。(例)…
犬は餌を与えられると唾液を分泌します。
そして犬に餌を与える前に
ベルを鳴らしてから餌を与え続けると…。この繰り返しによって、
犬はベルを鳴らされただけで唾液を分泌するようになる。
つまり”条件反射”の様なものなのです。実はこの”古典的条件付け”には
脳内にある神経伝達物質ドーパミンが関係しているのです。つまりはドーパミンが機能している蚊であれば
叩かるという体験を学習してその人を避ける様になる。逆にドーパミンの機能していない蚊の場合は、
特定の匂いが危険を意味する事だとは覚えられないそうで、
叩いても叩いてもその人によって来るそうです。これは2018年に学術誌「Current Biology」で発表されていた内容です。
蚊が血を吸おうと寄って来たり、
腕に止まってくることがあります。
その時に蚊を殺そうと無意識に叩きますよね。
もし上手く蚊を殺すことが出来れば良いけれど、
上手く蚊に逃げられて失敗する事もあります…
これまでだったら蚊を殺すまで
近寄ってくる度に何度も叩き続けると思います。
でも蚊は攻撃された体験と
その人の匂いを覚えるという学習能力があるのです。
もし上手く殺すことが出来なくても、
蚊は叩かれそうになった事を覚えて、
次からその蚊は近寄ってこなくなるわけです。
蚊は匂いに惹かれて寄ってくるのは知ってはいたけれど、
まさか蚊に学習能力があるとは…。
本当に意外な事実ですよね。
蚊だからと言って馬鹿にはできないですよね。
でもすべての蚊が学習能力があるわけではなく、
中にはそうでない蚊もいるのです。
まるで人間と同じだと思いませんか!?
学習して次へ活かす人もいれば、
何度言っても出来ない人もいる様に…。
ふと職場のある人を思い浮かべてしまったのですが、
これもある意味”古典的条件付け”なのかな??
毎年思う事ですがこの時期になると本当に嫌ですよね!
知らずうちに蚊が飛んできては、
知らない間に僕に悪さをしてきます。
気が付けば蚊に刺されてしまい
赤く腫れて痒くて痒くて…
もうムカムカする事もあります。
数年前にデング熱が話題になった事もあって、
蚊に刺される事は
以前にも増して本当に嫌なもの…。
つくづく思いますが、
女性に好かれるなら嬉しいけど、
蚊に好かれるのは…やっぱり嫌ですね!!
今回蚊の習性を知ったので、
今度蚊が近寄ってくる様なら、
ちょっと実験してみようと思うのでした。
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