5May
”ハダカデバネズミ”の生態について
本当にいるとは知らなかった…。
最初”想像上の生き物”と思いきや
実は本当に実在する生き物だったとは…。
しかも調べてみると
その生態が実に興味深くて不思議で…。
知れば知るほど愛着が出てきて、
ちょっとグロいんだけどなぜか可愛くも見えてくるのです。
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”ハダカデバネズミ”とは?ネズミ科ハダカデバネズミ属に分類される齧歯目(げっしもく) 体長は10~13センチほど 生息地はエチオピア、ケニア、ソマリアなど 日本では生息していませんが、 |
それでは奇妙ともいわれるその生態についてですが、
その特徴を大きく3つに分けて話していきたいと思います。
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奇妙な生態その1
”哺乳類には珍しく”真社会性”を持つ生き物””真社会性”とは…
動物の集団のうちで、社会性昆虫などに見られるものを指す言葉。
重要な特徴としては、集団の中に不妊の階級を持っている事。
分かりやすく言うと、それぞれが特定の役割を持っている生物の事。
例えば蟻(あり)や蜂の様に働きバチと女王バチがいる様に、
このハダカデバネズミも餌を運ぶ働く個体がいたり、
巣を外敵から守る個体がいたり、
繁殖能力のある個体がいたりとそれぞれが役割を持って、
集団で生活をしているのです。
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奇妙な生態その2
”ガンに対する耐性がある事”
これまでハダカデバネズミにガンが発見された事はないのです。
現在分かる事では
一定のサイズに達した細胞群に新たな細胞を増殖させない”過密”遺伝子が存在している事が要因と言われていて、
これがガンを防いでいると言われています。
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奇妙な生態その3
”寿命の長さ”
通常ネズミの寿命は約2~3年と言われていて、
その中でハダカデバネズミの寿命は約30年と言われています。その理由の1つと言われているのが環境への適応力。
生活環境が厳しい時には代謝を低下させ、
酸化する事による損傷を防いでいるそうです。さらには無酸素状態でもある一定時間耐えうる事が出来るそうで、
そういった環境への適応力と耐性が長寿の理由とされているそうです。
奇妙な外見と名前と、
そして奇妙で不思議な生態。
知れば知るほど魅力溢れてくる生き物ですね!!
こういった驚異的な適応力が注目され、
現在ハダカデバネズミの解析がされているそうです。
現在日本で見る事が出来る場所と言えば、
都内となると上野の上野動物園になるそうです。
(他には埼玉県のこども動物自然公園、
静岡県にある体験型動物園iZooなど)
本来日本では生息しない生き物だけに、
上で挙げた場所に行く機会があったらCheck!ですね!!
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